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人類とゴリラの噛み合わせの大きな相違。

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写真はゴリラの骸骨の側面観です。

顎関節は頭蓋骨と下顎骨の関節です。ヒトの場合はクラニオーマンデゥブラーシステム(頭蓋ー下顎ー組織)というべきですが、ゴリラはテンプルーマンディブラージョイント(顎関節)といいます。

ヒトとゴリラの関節部の大きな違いは上の写真の↑の骨の隆起です。

ゴリラの場合は下顎骨が後ろに下がらないように↑の壁があり、下顎が蝶番運動によりお口が開閉します。

ヒト、人間の私たちのこの部分は現在退化してしまいました。進歩したのかもしれませんが、食生活や生活習慣、そして何より二足歩行になったことでこの様な進歩的退化が起こったと考えられます。

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骨の壁を失った人の顎関節(写真)は後ろへ下がること(リトルージョン)が可能になってしまいました。ゴリラでは骨だったこの部分が結合組織になったのが我々です。これと並行して顎が左右に動き臼歯でものを擦る潰す動きが大きくなり顎の動きに加わったことで噛み合わせが非常に大きな影響をこの関節部に及ぼすこととなりました。

このことにより私たちは、歯列不正や虫歯、歯周病、歯の欠損などの影響を受け顎に問題を抱えることになってきています。

  カテゴリ:噛み合わせ